じぇらぁのblog

じぇらぁのblog 】

基本的にふざけた記事を書いてます。気分を盛り上げたいときにどーぞ!

爪切りの王

f:id:jeraa:20200125085703j:plain


「爪切らず者食うべから不」









爪は伸びると切らなければならない



ーーーーなぜなら危ないからだ。





そしてその脅威は他人にも自分にも向けられる。










コミュケーションを大切にする人間の進化のなかで「爪」という危険なものは退化し続けてきた。




しかし 退化、いわば弱体化を受けた上ですら
ひとたび配慮を怠れば危険が訪れる。






そんな危険物質 「爪」






それを制する者は何か……


















爪切りである。














〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





突然だが、僕は先日 爪を切った。



ソレは何気ない行為で、数ある生活の中の行動の一つだった。



しかし、そんな穏やかな油断の中 悲劇は起きた。




(この先割れた足の爪の写真があるので割れた足の爪の写真が嫌な人は薄目で見て下さい)










⬇︎









(画像的に大変汚いのでやわらか加工しました)




コレである。


この爪の割れ方。


たまったもんじゃない。酷すぎる。


周りのキラキラ可愛いのを凌駕する酷さ。



冒頭にあるように僕は爪切りに絶大な信頼を置いていた。そう、こんなにまじめに爪切りの考察をした人は世界広しと言えども2桁で収まるだろう。



しかし、ここに来て裏切られたのである。



ちくしょう。


今まであった絶大な信頼感を失ったため、胸にはぽっかりと穴があいたような感じがした。





だか、それと同時にこんな気持ちを他の爪切り好き(爪切ラーとも言う)にさせたくない、そう思ったのである。







………まず、原因捜索が必要だ。


なぜなら



この式に則ったからである。

この上靴のサイズが20に達していないような人間ですら分かるゴミクソ簡単な手順は大抵何事にも使えるし、だいたい目的が達成できるので大変便利だ。


だが彼女は一向に出来ない。

















…まぁ、とりあえず原因捜索だ(リア充○ね)







僕は爪切りを二つ飼っていて、今回やらかしたのは右のほうの爪切りだ。





……いっけん悪いところがないように見えるが…





おっと、猫乱入

おやおや偵察かい?(猫ってかわいいよね、え、かわいい?だよね!超分かる)









そしてあれこれ観察してみると…




「あ!!」




実際に爪を切る動作をすると原因が分かった。




なんかいざ切るってなる時に限ってぺな〜んってなってる!!!!


そう!これこそが今回の事件の原因。



噛む力が足りずに完全に爪を噛み切ることが出来ずに、イライラした僕が力づくで爪をちぎったことが原因なのである



つまり、噛む力を強くすればこのような事がなくなるということだ!!








ちなみに正常な方は

あぁ〜


コレぞ爪切り。
ガチッガチッと気持ちの良い音が僅かだが季節感を感じさせる。







良し、コレで根本たる原因が分かった。






ちなみにウチの爪切りたちは揃ってヤスリみたいなところが死んでる。そこがまた良いのだ。





ではなぜ爪切りがいざ切るという時に限ってぺな〜んとなるのか。






考えられることはただ一つ、
爪切りにサボり癖がついたということだ。







いや、、コレは仕方ないことなんです。


だから僕は怒ったりしません。



だって爪切りが使われるなんてせいぜい1ヶ月に1、2回なんですもの、





授業が自習になって出欠だけ取りに途中で代理の先生が見に来るという状況と同じ事です。
それが永遠と続くのが爪切りです。


普段よくかまってあげれなかった僕のせいでもあります。。




……そりゃサボりますよ 。たとえ生徒会長の清楚系黒髪ロング眼鏡っ娘ですらサボるはずです。





とまぁ軽く性癖が出たところでどうしたら爪切りのサボり癖が直るか考えていこう。






…そういえば、社長っていうか偉い人が一般人にまじって自分の会社を視察する、なんて事を耳にしたことがある。



確率は低いがサボっているのを見つかると相当ヤバいことになる。



見つかる確率は相当低いにしても、見つかった時の代償が非常に大きいため、心の中のどこかで無意識に「サボっちゃまずい」を作ってしまう。



学校に言い換えるとめちゃくちゃ怖い&説教長い体育の先生が自習の時間の見回りを担当する、というめちゃくちゃ緊迫感のある状況だ



見つかったら相当やばいよね!?!?



それを爪切りでも応用してやるという考えはどうだろうか。


よしそうしよう。




って事でつまり、
見つかったらやばい存在を作る



これで解決だ!!










しかし爪切りには 社長や体育の先生という概念が無い。そこで考えたのは












爪切りの王という概念であるという





王 《オウ》(わう)きみ・おおきみ

1. 《名・造》君主。天命を受けて統治するもの。強い支配権を世襲するもの。
 「王国・王子・王女・王政・王道・王者・王座・大王・勤王(きんのう)・女王・法王・国王・帝王・仁王(におう)・明王(みょうおう)・巌窟(がんくつ)王
2.
《名・造》王座を占める者。実力で第一位にある者。
 「百獣の王」


王は、ほとんどすべての民族社会において、国家の成立とともにその最高権力を保持する者として出現する





引用した文の下の部分を特に読んでほしい。




簡単に言うと、民族社会ならば王は最強と認識されると言うことだ。多分そう。


そして爪切りは民族社会。



つまりは王の概念があり、王が出現したらば、皆それに従わねばならないという事である。







そう、
僕が爪切りの王となれば良いのだ








………ここまでついてこれてますか?


もし読んでいて「……………は?」ってなった人はこの記事を閉じてください。

そしてもう一度入り直して下さい。


アクセス数が増えて嬉しいです。






はい、次に行きましょう







〜爪切りの王になるために〜




爪切りの王の道は険しい。
何をすべきか全くわからないからである。



そんな時こそ




この式だ。


……ふむ。



爪切りの王になれない理由は、なる方法がわからないからか………



……それが分かるためには……



……まず、爪切りについてもっと知っておくべきだな。



という事で、爪切りについてもっと深く知ろうと思う。





とりあえず色々まとめてみた。
なるほど…こんな構造になっていたのか


他にもこんな仲間がいるのか。


絵心のなくて分かりにくいが、僕自身は分かっているので大丈夫だ。








あと、王といえば威厳。


王が故の余裕のある声に王が故の偉そうな口調で爪切りに呼びかける



「ウオッホン!!お前たち!!」

「我が王である。良きに計らえぃ!」



くっ…我関せずといったところか…

仕方がないしばらくはこの口調で話しかけるとする。




〜次の日〜


「君たちぃ!平伏するが良い!!」

今日あからさまに高圧的な態度を取ってみたが、従うどころかちょっと嫌な顔をされた。


でも王になるため、努力を続けようと思う。






〜数日後〜






「ウォッホン君たち!!何をしているのかね!王の御前である!!」



無邪気に遊ぶ爪切り達


何も反応がない。



いや、このバッテンのジェスチャーは僕が王の器ではないことを示しているのか…?いや、ネガティブな考えはよそう。


思わず悪態をついてしまう。



ともかく、
まだまだ爪切り達は僕を王と認めてくれない。



爪切りの構造は既に暗記済み、口調もなかなか様になってきたというのに。。










〜さらに数日後〜



爪切り達がだんだん反抗的になってきた


このテコズラしは威嚇の証。


「くっ、貴様ら…我が誰かわかっているのか!?」




前は仲良くやっていたのに…凄く悲しい気持ちだ。



なんで……なんで…………
お前たちが人間にもっと好かれるためにやってるのに………




〜またその数日後〜


「おい…何で遊んでるんだい…?…おい…!…おい!!」




あまり話しかけても反応してくれなくなった


こんなことになるなんて……

いや、最終的に目標が達成できればきっと元どおりになるはずだ。これは必要な通過点だ。そうに違いない。

まだまだ頑張っていこう。。






〜またまたその数日後〜





ついに事件が起きた




こいつ…噛んできやがった…!!!


我慢の限界だ、という態度が感じられた。




こんなに強く噛むなんて、買ってから一度もなかったのに。とっても痛い。



これはキツく叱ってやろう、テコぐるぐるの刑か…?磔の刑か…?どんな刑に処してやろうか!!


そう考えていた最中、ふとこんなことが脳裏によぎった



《本当にコイツらが悪いのか……?》

と。

しばらく黙り込んで考える。





あいつらの最近の態度…
何が原因だろう……



…………!!!



こ………これは………………








これは……僕が悪い……のか……?









いやいや、そんなはずは……?





噛まれた手がジンジン痛む中、僕は冷静に頭を動かす。


僕が爪切りにした事…………




『お前のせいで…』


『ウオッホン!!お前たちぃ!!』


『チッ、何を気楽に…』


『クソが…!舐めた真似しやがって…!!』




………………





僕は爪切り達に、王らしい事をしてやれただろうか。

民あってこその王、それを忘れていたのではないだろうか。

よく考えれば最近悪態ばかりついていた。遊んでやる回数も減った。自分ばかりに、囚われすぎていた。



ただ少し知識を持った威張るだけの人間に、爪切りはついてこない。

それは思い上がった人間に突きつけられた、冷たい現実だった。




………………………………………………………






それから僕は爪切りに優しくする事を重視した。
ついてきてくれなくていい。慕ってくれなくていい。


ただ、とりあえず今は、コイツらだけでも幸せに出来るように。



いっぱい遊んだ。

いっぱい話した。

いっぱい爪切った。

時には叱りもした。



コイツらも僕に優しくなった気がする。まるで父のように慕ってくれている、、、なんて、思い過ごしかな。





寝ている爪切り達。

「いつも僕達のために爪を切ってくれてありがとね……」
聞こえないだろうが思わず声に出してしまった。
いいんだ。伝わらなくても。







………………



別の日。



この日は爪切り達と一緒に寝た。





消しゴムの枕を一個ずつプレゼントした。
(爪切りと消しゴムは相性が良い)



爪切り達はとてもよろこんでくれたみたいで良かった!


たまにはこういうのも良いだろう。









そんな日々がずっと続いた。















〜とある日の朝〜



「ふぁ〜…よく寝たぁ……ん?」



なんだろう、、爪切り達が妙にこちらを見ている。





何か言いたいことでもあるのだろうか…?










あっ!!!!!








あっ!!!!!






あぁ〜〜〜!!!!!!







王者ポーズだ〜〜〜!!!!!!!!


王者ポーズとは、爪切り達が王と対峙する時にする、尊敬と平服の念を込めた構えである。
爪切り達はごく限られた場面でしかこのポーズをする事が無い。つまりレア。




周りには僕しか居ない……!!



ってことは僕が王者…?僕が爪切りの王……!?!?









王者だ!!王者だ!!爪切り、王だあ〜〜!!!







僕は遂に爪切り達に認められた。
それは爪切り達を想い、爪切りの事をかんがえ、爪切りのために行動を起こし続けた結果である。







こうして僕は爪切りの王となったのだ











………………………………………………














一度は諦めた夢、しかし努力を続けたことによってついに僕は爪切りの王となったのです。




とても嬉しいです。



しかし、ココがゴールではありません!







爪切りの王となったからには、全人類が爪切りと仲良く暮らす世界を作り上げる事を目標としてこれからどんどん頑張っていきたいとおもいます!!





皆さんも、努力を続ければいつか、きっと夢が訪れてくるのではないでしょうか!僕は爪切りの王として皆さんを応援します





さて、そろそろお時間です。









ここまで読んでくださり、ありがとうございました!





僕はもうすぐ全国爪切りツアーについての会議があるので失礼します。






そして明日はテストです。





本当にありがとうございました!!!!



















写真フォルダ